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日本の自動車レース産業の発展振興を目指します。
日本の高度な技術力工業力を最大限活用し、自動車レース産業の発展振興を促しながら、 従前とは異るアプローチからの日本の自動車レースの改革を目指します。
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日本の自動車レースのレベルアップに努力します。(技術委員会の設置)
自動車開発技術をなおざりにして、ドライバーの育成だけに没頭する日本の自動車レースには、 技術的見識不足によるおかしな出来事や決まりが多く存在しますが、JMIAでは、専門家による 技術委員会を設置し、これらの過ちを正していく努力を続けるとともに、早期に、JMIAの 技術委員会がレギュレーションを制定するような構造に変えていきたいと考えています。
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自動車レースにおけるエンジニアリング・スタンダードを制定します。
現在のレギュレーションでは、主として、材質や寸法規定が主となり、開発製造段階での細目までは 言及していませんが、今後、新たなるコンストラクターやエンジンメーカーが出現したり、未経験の カテゴリーに進出する際に、JMIAなりの設計の基準となる規格を設けておきたいと考えています。
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レーシングカー開発のハードルを下げ技術者の登竜門を作ります。
性能に影響しないような一般的なパーツの標準品を生産供給したり、一般的なパソコンでの設計を支援する ソフトの開発やデータの提供、パーツの製作手配を代行するなど、高度な開発設備と技術が必要となった現在の レーシングカー開発を少しでも手近なものにするような広範囲な支援体制を構築していきたいと考えています。
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JMIAの理念に合致する自動車レースの主催や運営に取り組みます。
技術開発競争を戦いの本質とする本当の自動車レースを増やさなくてはなりません。
大小を問わず、そのような、本当の自動車レースの開催に努力協力していきます。
とりあえずは、F660の開催に向けて努力していくつもりです。
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将来において、輸出貢献業界として公的支援を受けられるような目標を持ち、準備を進めます。
英国モータースポーツ工業会は、年間、7500億円以上の売り上げを標榜し、政府より、年間40億円の補助金を得ています。 日本の自動車レース産業界も、一刻も早く、貿易収支に貢献するような業界になりたいと考えています。
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自動車レースのジャーナリズムの健全化を支援します。
従前の日本の自動車レース・ジャーナリズムは、完全にジャーナリズムの使命を放棄し、 あらゆる出来事に対しても、賛美と期待とエールを送ることしかせず、一見、何の間違いも 失敗も無い世界を演出してきました。また、技術に関しても無知蒙昧で、問題の抽出さえできませんから、 JMIAで、特に注目すべき点に関しては注意を喚起していきたいと考えています。 また、年間の専門誌の記事から、最高と最低の記事を選出し、それぞれを表彰したいと考えています。
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積極的な広報活動を行います。(ホームページ/雑誌等)
多くの自動車レースファンに、本当の自動車レースを知ってもらうために、ホームページや 専門雑誌での広報活動を活発に行います。専門雑誌に関しては、当面は会報誌からスタートするも、 将来的には、技術面から自動車レースを捉えた新しいスタイルの雑誌を出版したいと考えています。
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レーシングカー・ショーへの出展
国内で開催されているモータースポーツ・イベントなどとの併催というような形でのレーシングカー・ ショーの開催を実現したいと考えています。また、今後の課題として、毎年、バーミンガムで開催される、 「オートスポーツインターナショナルエキジビジョン」へのJMIAとしての出展を目指します。
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モノコック/エンジンの市販
安全面からも必要不可欠となりつつあるCFRPモノコックですが、高価なため、なかなかアマチュア用の レーシングカーなどには採用が困難でしたが、JMIAが汎用の廉価なモノコックを製造して供給する予定です。 また、手頃なレーシング・エンジンも不足していますから、安価な汎用エンジンの開発製造も予定しています。
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F1000(仮称)の開催
F1000は極論すれば、ある一定の寸法の箱に収まる大きさなら何でも有りの、自由度 の高い純粋な技術力の競争を目指した新しい形の自動車レースです。エンジンに関しては、 廉価で入手の容易な1000ccクラスに適合するようなリストリクターを義務付けます が、市販の自動車用エンジンなら排気量もターボも問いません。チューニングの自由性も 高く、ここでも技術の戦いが主役です。コンストラクターの卵の登竜門として、レーシン グカー開発支援体制の構築とともに、本当の自動車レースの礎となる第一歩を目指してい ます。2008年度内に複数のプロトタイプを製作し、試験走行を開始する予定です。
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